ボーンブロスに入れたいスパイスは沢山あるが、その中でも今日は、脂肪燃焼効果のあるスパイスを中心に紹介していきます。
これらのハーブやスパイスは、味覚を刺激するだけではなく、代謝をアップし、脂肪の燃焼を促し、消化管の健康も促します。
【ボーンブロスに入れたい脂肪燃焼スパイス7選】
①にんにく(ガーリック)
にんにくは、栄養豊富で抗酸化物質が豊富です。
細胞障害を引き起こすフリーラジカルによる酸化のダメージを抑えアンチエイジングに役立ちます。
にんにくを噛んだり、潰したり、刻んだりすると抗酸化物質のアリシンが生成されます。
アリシンには、タンパク質の消化を促進したり、胃液の分泌を促進し、代謝作用を高める効果があります。
またアリシンには、肝臓に貯蔵されているコレステロールを胆汁へと排出させる働きがあるため、血中のコレステロール値が上昇するのを抑える働きがあります。
LDLコレステロールを抑制することにより、心臓病のリスクを減らします。
にんにくは、何千年も前から、薬として利用されてきました。
にんにくは風邪、胸部の感染症を治療するために何世紀にも渡って使用されてきました。
西洋医学の父と呼ばれたヒポクラテスも、様々な病気の症状を治療するために、にんにくを処方してきました。
また熟成された黒にんにくは、S-アリルシステインという成分が含まれており、がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞の働きを助けます。
②ターメリック(ウコン)
ウコンの根茎を乾燥しパウダー状にしたものがターメリックです。
インド原産で紀元前から伝統医学アーユルヴェーダで使用されていました。
ターメリックに含まれる有効成分は、クルクミンです。
クルクミンは、脂肪細胞の形成を遅らせるため、体脂肪率が下がり、体重をコントロールしやすくなります。
また、肝機能向上、美肌効果、生活習慣病予防などの効果があります。
ターメリックは、抗炎症性の性質を持っていますので、必要な免疫システムを高めるのに最適です。
③しょうが(ジンジャー)
しょうがは、古くから生薬として使われてきました。
西洋では、肉の臭みを取る香料として、中国やインドでは湿布薬や、漢方薬として利用されています。
しょうがには、ショウガオールとジンゲオールという成分が含まれています。
ショウガオールは、血の巡りをよくして体を温め、血行が良くなることにより、手足の冷えをとる効果があります。
ショウガオール・ジンゲオールには、痛み・熱などにより組織が損傷を受けた時に生成される物質(プロスタグランジン)の働きを弱める抗炎症作用があります。
これにより、頭痛、神経痛、生理痛などを、和らげる効果があります。
血管を健康に保ち、腸管を落ち着かせる働きもあります。
ジンゲオールは生で食べることにより、吐き気をとめる効果もあるといわれており、生姜のしぼり汁は、つわり、乗り物酔いなどに効果があります。
ショウガオールは、ボーンブロスに加えて100℃以下で加熱すると抽出されます。
血行が改善することにより、代謝も上がりダイエットに効果があります。
④黒こしょう
こしょうは、インド原産の古くから世界中で使われている最も一般的な香辛料です。
黒こしょうは、まだ未熟な緑色の内に果実を摘み取り、皮ごと天日干ししたものです。
独特の風味が強く出ており、肉料理やボーンブロスとの相性が特に良いです。
こしょうのぴりっとした辛味はピペリンという化合物によるもで、ターメリックと相性がよく、ターメリックに含まれる有効成分クルクミンの血中濃度や吸収を高める働き(科学的利用能)を高めます。
※科学的利用能・・・栄養素が生体に吸収されて利用される度合い。
黒胡椒では重量の6~9%がピぺリンで占められていて、人体の代謝を促進しすることにより脂肪の燃焼を助けたり、胃腸の調子を整えたりと様々な効能を持っています。
⑤とうがらし(グラウンド・レッドペッパー)
中南米を原産とする、ナス科トウガラシ属の多年草の果実、それから作られる香辛料です。
とうがらしの辛味成分であるカプサイシンは、脂肪を分解し、血液中の脂質レベルを引き下げます。
カプサイシンを摂取することにより、中枢神経が刺激され、アドレナリンが分泌され体温を上げたり、代謝を促進します。
カプサイシンによって体温が上がるため、一時的に脂肪の燃焼がアップします。
⑥クミン
クミンは、古代エジプトが原産のセリ科の一年草で、西洋から中東、アジアまで幅広く料理に用いられてきた歴史ののあるスパイス(ハーブ)です。
クミンは、種子に強い芳香とほろ苦み、辛みがあり、香辛料として使われてきました。
このスパイス(ハーブ)は消化を助け、エネルギーの生成を促す働きがあります。
⑦カルダモン(ショウズク)
インド原産のショウガ科の多年草で、和名は小荳蒄(ショウズク)カーダモンとも呼ばれます。
「スパイスの女王(the queen of spices)」と呼ばれており、古くからスパイスとして使われてきました。
にんにくの臭みも消えるほどの消臭効果があり、にんにく料理との相性も抜群です。
ボーンブロスに入れることにより、肉の臭みを消すことができます。
消化促進や整腸作用があり、血の巡りを良くして、唾液や胃液の分泌を促します。
食べると体温が上がるこのスパイスは、代謝を上げ、脂肪の燃焼を促します。
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