ブルーゾーン!世界の百歳人(センテナリアン)に学ぶ 健康と長寿の9つのルール

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皆さんは、ブルーゾーンってご存知ですか?

世界には、100歳以上まで生きる人が、他の地域と比べて人口統計的に多い地域があります。

このような長寿の地域を研究家で探検家のダン・ビュイトナーは「ブルーゾーン」と名ずけました。

ダン・ビュイトナーは、世界6大陸を自転車で横断して3つのギネス記録を達成しています。

そんな彼の経歴も惹かれますよね!

「ブルーゾーン 世界の百歳人(センテナリアン)に学ぶ健康と長寿のルール(絶版)」という書籍では、4つのブルーゾーンとともに、世界の百歳人に学ぶ健康と長寿の9つのルールが書かれています。

①イタリア・サルデーニャ島

②日本・沖縄

③アメリカ・ロマリンダ

④中米コスタリカ・ニコジャ半島

これらの地域は、場所も生活習慣や、文化も違うわけですが、9つの健康と長寿の共通したルールがあったそうです。

最善のライフスタイルを習慣化しよう!

これらのルールのお話しする前に、ライフスタイルを変革するための習慣化について話さなければなりません。

ボーンブロスダイエットでもお話ししていますが、ダイエットを短期間で終わらせようとしても、なかなか成功しません。

ライフスタイルの変革こそが、ダイエットや健康、長寿を引き寄せる近道となります。

健康・長寿に関するこれらのルールを知っているだけでは、なんの意味もありません。

これを知って、自分のライフスタイルに取り入れて習慣化し、無意識のうちに、考えることなく、減量や健康ができたら良いですよね。

新しい習慣に取り組むには、5週間だけ専念すればよいとの研究結果がある。

また「逆戻り予防学説」によると、過食、ギャンブル、麻薬などの悪い習慣も、最初の12週間で断ち切ることが出来れば、逆戻りの可能性が大きく減る。

つまり、新しい習慣が根付くには、5~12週間の期間が必要らしい。

習慣化を成功させるためには、次のようにするのが賢明だ。

①取り組みやすいことから始める。

ダイエットでも、健康・長寿のルールであっても、取り組みやすいものから始めてもよい。

過去にもうまくできた経験があるようなものから取り組むとよいだろう。

人はかつてできたようなことなら、集中することができるはずです。

ボーンブロスダイエットでも、食事の改善をすることでも、運動法を改善することでもよいのだ。

自分の得意なところから始めよう。

②同時に4つ以上のことに取り組まない。

9つのルールすべてを同時にやろうとしたら、ほぼ間違いなく失敗する。

成功しそうな3つから始めるのが賢明です。

成功の兆しが見えてから、取り組むことを増やしていこう。

ボーンブロスダイエットも同じだ。

習慣化したいことは、いくつもあるが、栄養学では、主に体によくない食物3つを避けることから初めていく。

これもボーンブロス・ダイエットプログラムがだれもが成功を体験しやすいプログラムになっている理由だ。

③家族または友人と一緒に取り組む。

習慣が定着する12週間をゴールとする家族。友人・仲間を見つけよう。

報告できて、励ましあい、各々が責任をもって取り組めば、成功する確率がぐんと高まる。

報告する相手という意味では、メンターであってもよい。

ボーンブロスダイエットコミュニティでは、いっしょにダイエットを頑張る仲間が多数在籍しています。

ダイエットコミュニティで、理想のバディを見つけても良い。

一緒にゴールを目指せる仲間に出会えたら、これほど心強いものはない。

④自分へのご褒美を忘れない。

ダイエットや健康に関する新しい取り組みに失敗しても、クヨクヨする必要はない。

慣れ親しんだ習慣を変えることは、最初は難しいことのように思えるかもしれない。

しかし、出来ていないことに目を向けるのではなく、出来ていることに目を向けてみよう。

ゴールまでの過程が今は見えなくても、ゴールを明確に意識することで、一歩ずつかならずゴールに近づくことができる。

その道はジグザグした道でも構わない。

小さな成功に目を向けて、自分自身を褒めて励ますことだ。

これらの習慣化の方法はやさしすぎると感じるかもしれない。

だが、これは最新の研究結果に基づいた、長期的な習慣に取り組むために最も効果的な方法だ。

9つのルールのうちでも、自分からみて魅力的なものから実行してもよい。

はじめの第一歩を踏み出す勇気が持てれば、そこに自分のブルーゾーンを作ることが実感でるはずです。

ダイエットを成功させたり、健康な習慣を維持していくことも、はるかに簡単になります。

ルール1 適度な運動を続ける

長寿を全うしている人たちは、マラソンをしたりトライアスロンで競ったりなどはしていない。

彼ら長寿の秘訣は、生活の中にあまり激しくない運動が組み込まれていること。

羊飼いとして生活し、歩く距離が毎日数キロだったり、自分の畑仕事を毎日、数時間したりする。

有酸素運動、バランス運動、筋力トレーニングをミックスしたものがよい。

バランス運動が大切なのは、高齢者は転倒や怪我が死の原因になることが多いからだ。

適度な運動を習慣化するには

日常生活のなかに、適度な運動を組み込むためには、以下のような方法がおすすめだ。

・身の回りを不便にする

身の回りをいくらか不便にしてみよう。例えばテレビのリモコンを使わない。或いは階段を歩いて登るなどだ。

・毎日を活動的に楽しむ

「運動のための運動」をするよりライフスタイルを活動的にしてみよう。買い物に歩いていく、職場でコーヒーブレイクの代わりに散歩をするなど。

・毎日歩く

これはほとんどの長寿者が習慣として取り入れ、ほとんど毎日実行し続けていた。歩くことは、お金もかからず、ランニングのように関節を痛めることもない。仲間も誘えるし、心臓や血管にも良い影響を与える。

・仲間と一緒に散歩する

外出や散歩は仲間と一緒の方がよい。デートを兼ねるのも最善の策だ。だれと一緒に散歩するのか考えるのも楽しみになる。

・草花を植える

庭仕事は激しくないが、あらゆる動きが必要になる。土を掘り、雑草を取り、収穫物は持ち運びが必要となる。畑仕事は、ストレス解消にもつながる。

・ヨガのクラスに出席する

少なくとも週に2回は参加したい。

ルール2 腹八分目で摂取カロリーを抑える

なんと百歳人には、ダイエットした人はひとりもおらず、太りすぎの人もいなかったそうだ。

それは、彼らに「腹八分」の習慣が染みついているからともいえる。

「腹八分」は苦痛を伴わないカロリー制限であり、寿命は延びて、人の心臓の健康増進にも役立つ。

これは、理想のダイエットの姿かもしれない。(まさにライフスタイリングでダイエットではないが、、)

世にあるダイエットの効果はせいぜい半年であり、90%はガス欠となり、リバウンドしてしまうのである。

長期的に健康的な正しい食べ方をするには、世界で最も長生きしているブルーゾーンの100歳人の環境と習慣を見習うべきだ。

沖縄の人たちは「満腹だ」と感じるまでたべずに「もうお腹は足りた」と感じるところでやめることだ。

腹八分を習慣化するために

ブルーゾーンの大事な原則「80%ルール」を守るためのコツをまとめておこう。

・取り分けた料理は片づける

キッチンでお皿に料理を取り分けて、食卓に着く前に料理を片づけてしまおう。こうすることで、二回も三回もおかわりする場合より、14%ほど食べる量を減らすことが出来る。

・料理を大きく見せる

100グラムのハンバーカーに、レタスやトマト、玉ねぎをスライスしたものを加えてボリュームをだしてみよう。

・小さめの器を使う

ディナー用の大皿や大きなグラスは、バザーにだしてしまい、小さ目の皿と細くて背の高いグラスに買い替えよう。これで食事をかなりの量、減らすことができる。

・おやつは見えないところに(ボーンブロスダイエットでは、捨てることを推奨)

キャンディーや、クッキーの入った瓶、その他、誘惑されそうなものは、厨房や食器棚に隠すのが賢明だ。不透明な容器に入れることもできる。

ボーンブロスダイエットの減量したい時は、キッチンから捨ててしまうことを推奨している。

・買い物では小さい方を選ぶ

食材は、大きなものよりも小さいものを選ぼう。それだけで、摂取カロリー23%が平均500キロカロリーの低減が可能だ。

・毎日、体重計に乗る(ボーンブロスダイエットでは、推奨していない)

減量に努力している女性(3,026人)を対象に調査した結果、体重計に毎日乗っている人は2年後に平均6キロの体重を落としていた。一方、体重を計測していない女性は、2.5キロも体重が増えていたとの調査結果がある。

・ゆっくりと食べる

早食いは、大食いにつながる。食べるペースを落とせば、空腹ではなくなったという合図を感じられ、それに反応できる。

・食事に専念する

集中せずに食べるということは、テレビをみたり、メールを送ったりすることだ。食事をする時は、食べることに専念すること。少なめの量を時間をかけて、十分に味わうことが重要だ。

・食事はテーブルで

現代人は、車の中や、冷蔵庫の前で立ち食いしたり、歩きながら食べたりしていることがある。そんな食べ方では、自分が何をたべているのか、急いで食べているのかさえ自覚できていない。食事は、食卓に限る習慣を身につければ、食べているものの歯触りや味を賞味できる。ゆっくり食べれば、満腹感が得られる。

・食事は、早い時間帯で

ブルーゾーンの人たちはみな、午後遅くか夕方早くに1日で最も軽い食事を摂る。正しい朝食(全粒の穀物、くだもの、牛乳、ナッツバター)をたっぷりとれば、1日に必要なエネルギー源は十分であり、甘いものや油っこいものをそれほど欲しいと思わなくなる。

ルール3 植物性食品を食べる

ニコジャ、サルディーナ、沖縄の百歳人(センテナリアン)たちの多くは、加工食品やソーダ飲料、あるいは塩辛いスナックを食べる習慣に染まらなかった。彼らが生涯を通じて食べた加工食品はごくわずかだ。そして彼らは、肉を食べていなかった。(正確には食べられなかった。)自分たちの畑で摂れたデュラム小麦、サツマイモ、トウモロコシなどで腹を満たしていた。

食事には豆類、全粒の穀類、家庭菜園の野菜が欠かせない。全粒の穀類には、繊維質、抗酸化物質、それにおそらく抗がん物質、コレステロールを下げる物質、血液凝固を防ぐ物質、基本的ミネラルが含まれている。

肉も全く食べない訳ではない慶事には、ブタを食べたりする。面白いことに四つのブルーゾーンのうち、3つでブタにくを食べていた。

ナッツは長寿食でありビタミンEと心臓を守るそれ以外の栄養素も豊富に含まれており、血中コレステロール値をあずしたり、心臓疾患の危険性を下げたりする。

アーモンド、ピーナッツ、ビーカンナッツ、ピスタチオ、ハシバミ、くるみ、松の実などた。ブラジルナッツ、カシューナッツ、マカダミアナッツは、飽和脂肪酸が含まれているので、オススメできないが、ナッツ類は相対的にすぐれた食品だ。

健康的な食生活をするために

肉や加工食品は避けて、もっと食事に植物性食品を加えよう。

・毎日、4~6種類の野菜を食べる

ブルーゾーンにおける食事では、毎食、少なくとも2種類の野菜が食卓にのぼる。

・肉類は制限する

ブルーゾーンの百歳人(センテナリアン)は、肉の量を制限していた。肉の摂取は週二回に制限しよう。肉の厚さは、トランプ1セット分の厚さ以下にする。

・くだもの野菜を目立つ場所にする

くだものをきれいにもにつけた盛り付けたフルーツの盛り皿を食卓の中心に置く。器の底には「いつも山盛り!」と書いた紙を貼っておこう。野菜は冷蔵庫の野菜ケースに隠さずに、目に入りやすい棚の前方に置こう。

・豆類を食卓の中心に

豆類は、ブルーゾーンにおける食事の中心的な存在だ。夕食には、豆類、あるいは豆腐を食卓の主役にしよう。

・毎日ナッツを食べる

平均余命を伸ばすために食べるナッツ類は、なんでもよい。60グラムで400カロリーになる点は、注意が必要だ。

(ボーンブロスダイエットではカロリー計算は推奨していません)

・ナッツを常備しておく

ナッツを常備し、一袋60グラムぐらいに小分けする。酸化に注意し、冷蔵庫で保存すること。午後のおやつの代替にするのもよい。

ルール4 適度に赤ワインを飲む

この項目に歓声を上げる人も多いのではないでしょうか?

疫学研究所によると、ビールやワイン、あるいは蒸留酒を毎日飲んでいる人は健康的にプラスの結果がでているようだ。

だが同時に、ブルーゾーンのデータは、継続と節度が重要であることも示している。

沖縄では、1日にグラス一杯の酒を友達と飲む。

サルディーニャでは、食事の度に、そして友達と一緒のとき、色の濃い赤ワインをグラスに一杯飲だけ飲む。

1日に一杯か二杯であれば、心臓疾患の低下に結びつくが、常用すると乳がんの危険性が増したりする。

赤ワインは、動脈を浄化するポリフェノールを含んでおり、動脈硬化を防ぐ可能性がある。

抗酸化作用を得るために一杯飲むなら、サルディーニャのカンノナウ(サルディーニャ産の黒ぶどうを原料にしたタンニンの強い赤ワイン)を選ぶとよい。

カンノナウが、ポリフェノールの濃度がきわめて高い。

健康的な飲酒を習慣化するために

毎日の日課として、グラス一杯の赤ワインを取り入れてみよう。

・上質の赤ワインをケースで買う

サルディーニャのブルーゾーンの人たちは、カンノナウをがぶ飲みする。この種のワインはなかなか手に入れづらい。濃い色の赤ワインであれば同様の効果が得られるはずだ。

・「幸せなひととき」を自分へのご褒美に

グラス一杯のワインとナッツをつまみに、友だちを招待したり、パートナーとの時間を持つようにしよう。

・節度を持って、飲みすぎは厳禁

健康のためにワインを飲むなら、一日に赤ワインをグラスに一杯か二杯で十分だ。飲みすぎればせっかくの健康を台無しにしてしまう。節度をもって飲むことだ。

ルール5 はっきりした目的意識を持つ

沖縄の人たちは、それを「生き甲斐」と呼び、ニコジャの人たちは「人生の目的(ブラン・デ・ヴィータ)」と呼んでいるが、どちらの文化でもそのことばの本質は「朝目覚める理由」と置き換えられる。

生き甲斐を持つ沖縄の老人は行動的で、それがアルツハイマー病や関節炎、脳卒中などを減らすことに貢献している。

目的意識は、子供たちや孫の成長を見守りたいという素朴な動機からも生じる。

人生の目標は、仕事や趣味に完全に没頭できる時間を生み出す。

何か新しい活動を始めることでも、目的意識を持つことができる。

楽器の演奏を習ったり、新しい外国語を学んだりすることは、どちらも頭脳の働きをより長く、鋭敏に保つという、二重のボーナスを与えてくれる。

頭を鍛えることは重要た。

新しく複雑なものに取り組む。それに慣れてうまくなり、新鮮でなくなったら、また別のものに取り組む。

これが脳の強化訓練となり、それによって記憶力の減退が防げます。

アルツハイマー病の進行を遅らせることさえ可能かもしれない。

目的意識をはっきりさせるために

自分の目標をはっきりさせ、生き甲斐を感じるためには、次のようなことが有効だ。時間をかけて大きな未来図を描こう。

・自分の目標宣言を書く

まずは、自分の目標をきちんと宣言することだ。次の問いに、記憶できるような簡潔な文章で答えることから始めよう。

「毎朝、なぜ目覚めるのだろうか?」

「自分は何に夢中になれるだろう?」

「自分の能力が発揮できることを楽しんでいるだろうか?」

「自分にとって本当に大事なことはなんだろうか?」

・パートナーを見つける

自らの人生の目標を見つけ、それを実現する計画を話せる相手を探そう。自分の計画とその成功を率直に評価し、励ましてくれる人であれば、友だちでも家族でも、配偶者や同僚でもよい。

・新しいことを学ぶ

楽器の演奏でもいいし、新しい外国語でもいい。どちらも頭脳の鋭敏さを保つために役だつ、きわめて効率的な方法だ。

ルール6 人生をスローダウンする

サルディーニャの人たちは、午前5時には道路にあふれ出てくる。

ニコジャの人たちは、毎日、午後には休息時間を取って、友だちと交流する。

沖縄における、模合の習慣をしっているだろうか。彼らは、必ず夕食前に会って話をする。

百歳人(センテナリアン)たちからは、このうえない安らぎがにじみ出ているものだ。

齢をかさねることによって、彼らの体が自然にスローダウンしてきていることもあるが、ふらついていたら、人生の中で最も貴重な瞬間がいくつも通りすぎてしまうことを、彼らは十分にわきまえている。

沖縄のまばゆい稲妻も、サルディーニャの羊飼いが見るエメラルド・グリーンの高原も思い出す。

彼らは広大な同じ光景を80年見てきたが、いまだに毎日、それを愛でる時間を取っている。

スローダウンすることがなぜ長生きにつながるのだろうか。

その答えは慢性の炎症と関係があるようだ。炎症とは、ストレスに対する体の反応だ。

ストレスは傷や感染、あるは心配という形で入り込む。

軽いストレスなら、むしろプラスになるが、慢性的な炎症となると、私たちの体が自分自身を攻撃するような状態となる。

健康上のメリットのほかにも、スローダウンすることで、生活に豊かさを与えることもできる。

正しい食事を摂り、友だちを大事にし、魂と向き合う時間を持ち、家族を優先し、目的のある生活を送る。

こうしたことは、スローダウンしなければ実現が難しい。

サルディーニャのアルザナ村のラファエラ・モンネにこう聞いた。

「107歳まで生きてきて、若い人たちに言いたいことはあるか?」と、

「もちろん」と、彼女は即座に答えを返してきた。

「人生は短いものよ。あんまり急ぐと見逃してしまうわよ。」

目標の達成、社会的地位、物質的な豊かさがきわめて高く評価されてしまう現代社会。

そのために人生を費やす。働くことと、生産性をあげることで、高い評価をうける。

スローダウンして、ねじを緩め、ストレスを取り除くように努めるメンタリティはまるでない。

ヨガの瞑想などの時間を作れば、スローダウンする余裕ができ、息抜きができるようになる。

定期的に瞑想することは、私たちの心を落ち着かせるうえで役立ち、頭の中のおしゃべりを排除してくれる。

そして、あるがままの社会を見ることができるのだ。

それは同時に、私たちがせかせかしたり、心配したり、日常生活のさまざまなことに急いで取り組むことがそれほど重要ではないことに、気づかせてくれる。

人生をスローダウンするために

落ち着いて、ゆったりできる時間を生み出すために、次のようなことに取り組んでみよう。

・電子機器を使う時間を減らす

電子機器の大半は無駄なおしゃべりを吹き込むので、人生のスローダウンを困難にしてしまう。テレビやラジオ、インターネットに費やす時間を最小限にすることで、人生から雑音を減らすことができる。テレビやラジオは家からなくしてしまうか、一部屋に限ることが望ましい。

・目的地に早めに着くようにする

どのような約束でも、15分前には到着するように心がける。これを実行すると、道に迷ったり、あるいは所要時間を短く見積もったために起こるストレスを緩和してくれる。そうすれば、会合やイベントでも、落ち着いて、気持ちを集中できる。

・瞑想する

家のなかに、熱すぎず寒すぎず、暗すぎず明るすぎない静かなスペースを作ること。そのスペースには、瞑想のための座布団か椅子を用意する。瞑想のためのスケジュールを組み。毎日、瞑想するよう心がける。(ただし、それができなくても、いらいらしないこと)

まずは10分から始め、1日に30分までが望ましい。ときには、仲間と一緒に瞑想してみるのもよい。

ルール7 信仰心を持つ

どの国でも、健康な百歳人(センテナリアン)は、信仰心を持っていた。

サルデーニャやニコジャの人たちはほとんどがカトリック教徒だ。

沖縄の人は、祖先崇拝を重んじる複雑な信仰心を持っている。

ロマリンダの百歳人(センテナリアン)は、セブンスデー・アドベンティスト(キリスト教系の新興宗教)だ。

誰もが、宗教心の強いコミュニティに住んでいる。

崇拝するという素朴な行為は、健康な年月を長引かせてくれる大きな力を持つ習慣だ。

いくつかの研究によって、宗教的な礼拝に出席することは、たとえ月に1回であっても、その人の寿命に影響することが判明している。

ある調査では、12年間に、34,000人あまりを調べた結果、どの年齢層をとっても、教会の礼拝によく出席していた人の死亡率は2割も低かった。

心臓血管系の病気、うつ病、ストレス、それに自殺率も低く、免疫システムがより機能しているようだ。

信仰心の篤い人は、健康で明るい。

教会に出かける人たちは、他人を困らせるような行為をすることが少ない半面、健康的な習慣を取り入れる傾向がある。

彼らは、肉体的に活動的で、たばこや麻薬、飲酒運転はしない。

教会に出席する人たちは、自己反省や悩みの軽減、ストレス発散のためとなる瞑想を、日常的な祈りや礼拝の間に自然とできるようになっている。

宗教的コミュニティに参加する人たちは、より大きく密度の濃いネットワークに組むこまれる。

また宗教は建設的な考え方を持つようにすすめ、自尊心や自負心が高くなり、それが健康にもよい影響を与える。

宗教においては、明確な行動規範が示されるため、それに従えば「正しく生きている」のだと感じられ、心が穏やかになる。

信仰心を持つために

信仰心を持つことで、精神面を安定させるには、以下のような方法を取ってみるといい。

・より深く関わる

すでになんらかのコミュニティに所属しているならば、その組織でさらに積極的に役割を果たしてみよう。単に出席するだけではなく、積極的に貢献する姿勢が、結果的に寿命を延ばすことにつながるようだ。例えば聖歌隊で歌うとか、ボランティア活動に加わることは、幸福感を増し、死を遅らせることにもつながる。

・新しい伝統や信仰心を探す

とくにどの宗派も支持していない場合は、あまり教義の厳しくない宗教を探したほうがいい。もし宗教的なコミュニティを探すなら、仏教もひとつの選択肢になる。

・まずは週に1時間、8週間続ける

週に1時間、礼拝に参加するスケジュールを組み、それを8週間続ける。ひれについて、深く考える必要はない。理屈は抜きにして、とにかく参加してみる。複数の調査によれば、礼拝に参加している人たちは(讃美歌を歌う、祈祷会、聖餐式、ボランティアなど)は、幸福感を得られることが分かった。

ルール8 家族を最優先にする

ブルーゾーンの幸せな百歳人(センテナリアン)は、家族を最も大事にしていた。

彼らは結婚し、子どもをもうけ、それを核に生活を築いていた。

彼らの生活は、家族への義務や家族の儀式を優先し、家族がともにいることを強く求めるなど、家族を軸にした生活だった。

サルディーニャでは、介護している母親をホームに預けることを「我が家の恥」と考え、ニコジャでは大家族で住む傾向があるし、沖縄ではご先祖様を拝み1日を始める。

長寿者が百歳を迎えるころになると、それまでの献身的な愛情や世話について、子どもたちが恩返しを始める。

四つのブルーゾーンのうちの、みっつまでは、若い世代が長寿の世代を喜んで家に迎えている。

調査によれば、子ども世代とともに住む高齢者は病気に罹りにくく、より健康な食事をしており、ストレスは少なく、重大な事故に遭う危険性もかなり低い。

家族とともに生活していた高齢者は、頭脳明晰で、社会生活にもうまく融け込んでいる。

うまくいっている家族は、1日に一度は食事をともにしている。また毎年、一緒に休暇を取って、家族と一緒の時間を過ごす工夫をしている。

子どもが宿題をしていても、親が夕食の支度をしていても構わないのです。

家族の中に「私たち」という意識があることが重要です。

家族を最優先するために

あなたのブルーゾーンを、大切な家族とのブルーゾーンに広げよう。

・家族の距離を近くする

家族の連帯感を強めるためには、小さめの家に住む方がよい。広い家では、家族がそれぞれ個人に分かれやすい。反対に小さ目の家なら、家族が方を寄せ合い、絆を強めやすい。

もし、大きな家に住んでいるなら、毎日、家族がともに過ごせるひと部屋を用意するといいだろう。

・家族の儀式を作る

子どもたちは、儀式が大好きだ。彼らは、その繰り返しを喜ぶ。例えば次のような方法はいかがだろうか?

1日に一度は、家族そろってややかしこまった食事にする。

家族そろっての休暇を年中行事にする。

たとえば火曜日の夕食は、祖父母と一緒に食べると決める。

祝日は、目的をもって祝う。

・家族の祭壇を作る

沖縄では、家の中の一番いい部屋に先祖の位牌が置かれている。そこには大事な故人の写真や、その人たちの大切にしていた所持品などがおかれている。こうすることで自分がより大きなものとつながっているこを、つねに思い出すことができる。

部屋の決まった壁面に両親や子供たちの写真を貼ったり、あるいは毎年、家族写真を撮ってその写真を順次、並べて貼っていくのもひとつの方法だ。

・家族を第一に

子どもたちや配偶者、両親に対して時間とエネルギーを注ごう。子どもたちと遊び、結婚生活を豊かなものにし、両親を敬うことが重要だ。

ルール9 人とつながる

おそらく、これがライフスタイルを改善するうえで、最も強力なポイントだ。

ブルーゾーンの住人にとっては、当然のことなのだが。

セブンスデー・アドベンティストたちは、互いに付き合うことを大事にする。

サルディーニャの人たちは、ヌオロ高原という地理的条件により、2000年にわたって孤立しており、文化的、習慣的な行動を強化してきた。

沖縄の人たちには、模合があり、これは生涯を通じて寄り添う人たちのグループだ。

ハーヴァード大学の9年間にわたる調査結果では、社会的つながりの多い人ほど長命であることが分かった。

人間関係の希薄な人たちは、濃い人たちと比べて2倍から3倍の割合で死亡した。

なんらかのつながりがありさえすれば、その関係の密度は長寿とは関わりがなかった。

配偶者や大事な人が亡くなっていても、違った形の社会的なつながりで補われるのだ。

「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」誌の記事では、友人が肥満になると、その当人も肥満になりがちだ、という傾向に気づいた。

親友の間柄では、一人が肥満になると相方も肥満になる可能性が3倍となった。体重が減る場合でも同じような傾向があるようだ。

女性が男性よりも長寿である理由のひとつに、女性の法が社会的につながり支え合うことにおいて優れているからだ。

女性は男性よりもお互いに相手をより強く求め、助け合う。悲しみや怒り、それに親近感などの感情表現も積極的でうまい。

社会的なつながりを強化するために

価値観を共有できる人とつながるために、つぎのような取り組みをしてみよう。

・価値観を共有できる人をリストアップする

正しい生活習慣を促進してくれる人、ブルーゾーンの秘訣を理解している人、あるいはそれに沿って生活している人を探そう。

だれが健康的な習慣をサポートし、意欲をかき立ててくれるだろうか。そして、だれが必要なときに心からサポートし、意欲をかき立ててくれるだろうか。

家族がこのリストの中に入ってくるのが理想だ。

・人に好かれるようにする

インタビューした百歳人たちには、愚痴をこぼすような人は一人もいなかった。長寿者はだれもが、生まれながらの人気者だったり、自然と人をひきつけるような人物だ。好かれる老人は社会とのつながりがあり、訪れる人も多く、世話人役でもある。彼らはあまりストレスを感じず、しっかりした目的をもった人生を送っている。

・仲間と一緒の時間を作る

少なくとも一日に30分は、自分の仲間と過ごすことが望ましい。定期的に一緒に食事をすれば、さらによい。強い絆を築くには努力が必要だが、やがてたっぷり見返りがくる投資だといえる。毎日出歩くことにしよう。

最後に

どのような人生を選ぶか、選択はあなた次第

人生の長寿者は私たちに、人生の晩年をどう迎えるのか、について教訓を残してくれている。

いずれ私たちの骨はもろくなり、動脈は硬化していく。耳は遠くなり、視力は衰える。だれもがスローダウンする分けだ。

そして体は完全に衰え、死に至る。

しかし、この衰えがどのように進んでいくかは、自分次第だ。

年齢を重ねる方法には、2つの選択肢がある。

健康を害して短命で終わるか、体の具合の悪い年を最低限にして、可能な限り長く生きるかだ。

百歳人(センテナリアン)たちが示してくれたように、その選択はあなた自身にかかっている。

 

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