フルクトース(果糖)が砂糖よりも危険な理由

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プリンストン大学のマウスの研究では、糖質であるフルクトース(果糖)が、主に小腸で処理され、以前に疑われていた肝臓では処理されていなかったと報告されました。

ただし砂糖の入った飲料および加工された高糖食品は、小腸では処理されず、肝臓に運ばれて処理されます。

加えて、研究者らは、小腸のフルクトースを処理する能力は、食事後に高くなることを発見しました。

この研究は2月6日にCell Metabolism誌に掲載されたものです。

過剰な糖摂取は、特に肝臓に有害です。

慢性的な過度の糖質の摂取は、肥満につながり、糖尿病に進行する可能性のあるインスリン抵抗性を引き起こします。

それはまた、肝硬変または肝臓癌に至り得る非アルコール性脂肪肝疾患繋がります。

適度な量のフルクトース(果糖)が肝臓に届かないという一方で、ソーダやオレンジジュースを食事中に飲むと、小腸で消化出来ずに結腸や肝臓に漏れ出すことが分かりました。

また、寝起きや断食明けは、フルクトースを小腸で処理する能力が低下するとのことです。

これらの結果を合わせると、適度なフルクトース(果糖)の摂取はOKで、食べるなら空腹時を避けて、食後が良いということですね。

つまり、昔ながらのアドバイス「食後のデザートを適量に制限し、食事時間には甘い飲み物を飲まないように。」が適切であったことが、科学的に判明したということです。

 

フルクトースの摂り過ぎは砂糖よりも危険な理由

最新の研究では、果物や高果糖コーンシロップに含まれている砂糖が、実際に、小腸ではなく、肝臓で処理されることを発見しました。

そして、人々は大量のフルクトースを、例えば加工食品やソフトドリンクなどで摂取すると、小腸で処理しきれず、肝臓に流出して脂肪に変換されます。

肝臓はフルクトースを代謝するようには出来ておらず、非常に問題があります。

非常に多くの砂糖を食べると、特に肝臓に有害である可能性があることを説明するのに役立ちます。

食事における大量の砂糖(フルクトース)の摂取は、肝臓病と2型糖尿病を引き起こす可能性があります。

グルコースは肝臓で処理され、フルクトースは小腸で代謝される

この研究は、実験動物マウスの消化器系を介して処理される、フルクトース(果糖)とグルコース(砂糖)の軌道をたどりました。

いくつかのマウスは、トラッキングに使用されるフルクトースを摂取し、他のマウスはグルコースを摂取しました。

この異なる糖質(フルクトースとグルコース)がどこに行くのか観察することによって、研究者は2つの異なる経路をマッピングしました。

グルコースはすぐに肝臓に行き、血液循環によって体の残りの部分に分泌されました。

一方、フルクトースは、肝臓に送られる代わりに、小腸に集まり処理されました。

研究者らは、フルクトースは小腸で処理されて肝臓に運ばれないことを確認し、フルクトースの処理は腸の仕事であると結論づけけました。

しかし、フルクトースが過剰に摂取されると、処理しきれないフルクトースが肝臓に漏れて脂肪として貯蔵されます。

これらの脂肪貯蔵は、非アルコール性脂肪肝疾患であり、その後肝硬変または肝臓癌に至ることがあります。

フルクトースが小腸で処理しきれなくなると、結腸を経て肝臓に運ばれます。

さらにこの研究では、小腸が食事後にフルクトースをより効率的に処理することが判明しました。

この研究で、デザートを食後に食べることが理にかなっていることが証明されたことになります。

オレンジジュースやソーダは、小腸が処理するにはあまりにも多くのフルクトースを含んでいます

プリンストン大学の最新の研究ではつぎのようなことが述べられています。

  • 体内でどのくらいの量のフルクトース、グルコースが処理されるかは各々、違いがあります。
  • 適度な量の果糖からのフルクトースが小腸で処理され肝臓に届かないということが分かりました。
  • 小腸でフルクトースが処理しきれないと問題が発生します。
  • グラス半分のオレンジジュースやソーダは、大量の砂糖を含んでおり、あなたの健康に大きな害を及ぼしています。
  • しかし、たまに食べるデザートの果物は大丈夫です。

フルーツを食べる場合は、デザートとして適量を食べる

  • フルーツをデザートとして摂取する:フルーツを食べる場合は、メインの食事の後にデザートとして適量(1日あたりフルクトース25グラム未満)を食べようにしてください。
  • フルクトースの少ない果物を選ぶ:果物もフルクトースが多いものも、少ないものもあります。ブルーベリー、ブラックベリー、クランベーリーやイチゴなどのベリー類は、フルクトースも少なくオススメです。これらは、抗酸化物質を多く含み、栄養価も高い食べ物です。ポリフェノールが多く含まれていますが、フルクトースは比較的少ないです。健康的な果物の選択については、ボーンブロスダイエット・フードロードマップを参照してください。
  •  砂糖代用品を検討してください:工場から出荷される加工された甘い食べ物や飲料を避けてください。ジュースやジュース濃縮物や高果糖コーンシロップなどの異性果糖などで甘味を加えたものも避けましょう。健康的なイメージのあるココナッツシュガーの主成分もフルクトースです。フルクトースは身体がすぐにエネルギーに使うことができないのでGIが低く、血糖には影響しませんが、研究結果と同じ理由でよくありません。フルクトースをたくさん食べると、あなたの肝臓に直接運ばれて、肝臓の損傷を引き起こします。

あなたの血糖に害を及ぼさない砂糖代用品については、このガイド「ボーンブロスダイエット式 より良い砂糖の選び方」をチェックしてください。

フルクトースは、あなたの食生活の主食にはなりません。

果物はお酒と同じ嗜好品と考えてください。

 

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